ホームモニタリングプログラムとは?
ホームモニタリングプログラムは、単心室症の子どもを助けるプログラムです。日々の記録と連絡システムによって命を守ります。
単心室症という心臓病をもって生まれた子どもは複数回の段階的な手術が必要です。
ホームモニタリングプログラムは、この単心室症に対する最初の手術を終えた患者さんのためのプログラムです。
このホームモニタリングプログラムの導入により、1回目と2回目の間の救命率が40%も改善しました。
ホームモニタリングプログラムは左心低形成症候群やその他の単心室症に対する最初の手術を終えた患者を家族がケアするのを手助けするプログラムです。
患者の家族や世話をする人はいくつかの数値(ミルク摂取の量、成長について、酸素飽和度)をモニターするように教育を受けます。そして、もしその数値が異常だった場合、すぐにヘルスケアチームに連絡が行くようにトレーニングを受けます。
アメリカ、ウィスコンシンで約20年前に始まったこのホームモニタリングプログラムは、現在全米60施設、全世界で70施設で導入され単心室症の子どもたちの救命率の向上に大きく貢献しています。
NPO法人 ハートキッズ・ジャパンではこのホームモニタリングプログラムの日本への普及を目指し、活動を進めていきます。
• ホームモニタリングでは、日々の生体情報(体重の変化、ミルク摂取量、酸素飽和度)を測定し、専用のアプリに記録します。
• ホームモニタリングアプリは、どなたでもご利用いただけます。
• 医療連携の申し込みをホームモニタリングアプリから行うと、NPO法人ハートキッズ・ジャパンが医療機関へのホームモニタリング導入をサポートし、ご利用者と医療機関が連携できるようにします。
• ホームモニタリングには、医療デバイス(乳児用精密体重計および乳児用パルスオキシメーター)が必要です。
• 医療デバイスの無料貸し出しをご希望の方は、申し込みフォームからお申し込みください。